コルクタイル
コルクは近年、環境素材として注目されている素材ですが、床材としてコルクタイルが使用されるようになった100年前から海外ではその良さが認められてきました。木材を伐採せず樹皮だけを採取するため、樹木の持つ再生力で長期にわたって継続的に材料を採取することができるという点で、持続性が高い(サステイナブル)素材で、環境負荷が少ない素材だということもできます。弾力性に富み防音性が高いため、転んだり物を落としても安全で、子供部屋に最もお薦めしたい素材です。

コルクは西地中海によく見られるコルクガシの樹皮から作られます。世界の使用量の70%がポルトガルで生産されています。木を伐採せず樹皮だけを採取するので、きわめてサステイナブルな自然素材です。
コルクは1立方センチ当たり4000万個の多面体の細胞で構成されています。しかも細胞内は二酸化炭素を含まない、大気と同じような気体です。このため断熱性・弾力性・吸音性に優れ、なおかつ軽量です。
ワインのストッパー(栓)に使用されるのは、水に強く腐らず、害虫にとっての養分がほとんどないため衛生的だからです。
エフ・シキシマのこだわり

日本初のクラッシクホール「ザ・シンフォニーホール」の床材にはコルクが使用されています。優れた遮音性・吸音性が認められた例です。また、文豪志賀直哉は、戦前自らの設計で自宅を新築した際、安全に配慮して子供部屋の床に弾力性のあるコルクを採用しています。コルクタイルの生産の歴史は100年程度ですが、その断熱性・防音性・弾力性は高く評価されています。軽く、構造躯体に負担をかけずに設置できるという点でもリフォームに適した素材です。
また、樹木を伐採して作る木材と違い、コルクは樹皮のみを使用します。コルクガシは9~10年で採取が可能なまでに樹皮を再生させ、その樹齢は150~200年といわれています。つまり、材料が枯渇する心配がない素材なのです。
また、コルクは資源を有効に利用している素材でもあります。コルクのほとんどはワインのストッパー(栓)として使用されますが、コルク栓を削った残りを粒に加工して、接着剤などと混合して床材用のコルクタイルを生産します。当社ではこの接着剤も有機性揮発物質を含まないものを使用している製品を採用しています。
メリット
- 1.断熱性
- 熱伝導率が低く、石・タイル・コンクリートと比べると10分の一です。外部からの湿気を防ぎ適温を維持するので、冷暖房の効率が上がります。また、見た目にもあたたかさを感じる素材です。
- 2.遮音性
- 空気を含んだ多面体の細胞が音を吸収し、室内の音の発生を防ぎます。また、遮音性も高く、音を外へ伝えにくい性質を持っています。
- 3.弾力性
- 弾力性があるので転んだりひざをついても痛くありません。また、滑りにくい点でも安全な床材です。物を落としても、床にキズがつきにくいという特徴もあります。部分的に加重を加えた場合でも、その加重を取り除くと高い復元性を示します。このため、車椅子などの使用を考慮に入れたユニバーサルデザインにも適しています。
- 4.難燃性
- コルクは他の木材と違って内部に細かい気泡がありその中に窒素を多量に含んでいるために燃えにくい素材です。また、天然素材なので、万一の火災でも有害なガスが発生しません。
- 5.腐らない
- 水に強く腐らないことからコルクはワインのストッパーとして利用され、長期保存にも耐えてきました。また、素材が持つロウによって木材よりも撥水性に優れており、水分によって変質しにくい素材です。
- 6.防虫性
- 多孔性の樹皮を乾燥させてつくるため、害虫が生息するための栄養分がほとんどありません。このため自然素材でありながら虫がわくことが極めて少なく、非常に衛生的です。
デメリット
- 1.色あせ
- 長期にわたって常に日光が当たっていると、すこし退色します。
- 2.伸び縮み
- 天然素材ですので、極度な湿気や乾燥にさらされると、多少伸び縮みします。
コルクのお手入れ
コルクのお手入れには水を使わないようにしましょう。普段のお手入れは、掃除機やモップなどでホコリやごみを取り除く程度で十分です。
水・コーヒー・ジュースなどをこぼしたときは、すぐにふき取ることを習慣にしてください。雑巾は固く絞って使います。放置するとシミになります。
家具などの重たい物を引きずると、床材が傷つき、はがれや欠損などの原因となりますのでお避けください。
タバコの焼け焦げやどうしても取れない汚れ、シミがついた場合は、コルクタイルの1枚を差し替えてください。そのため施工後に、予備のタイルをメンテナンス用としてストックしておくことをおすすめします。
日常のお手入れ
- 1.日常のお掃除
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- 普段のお手入れには水を使わないようにします。掃除機やモップでホコリやチリを取り除き、乾拭きします。
- 2.ワックス
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- コルク専用ワックスを使用します。雑巾かモップで全体に均一に薄く塗りひろげるのがコツです。あまり塗りすぎないように注意してください。
- ワックス塗布後は水分を使用せず、掃除機、カラ拭きなどで掃除をしてください。
- 次の手入れの目安は、通路などよく通る所にツヤがなくなってきたころです。
注意:コルク専用のワックスを必ずご使用ください。水性のワックスを使用されますと、靴下、スリッパなどに付着して滑りやすくなったり、他の部屋の床材表面を汚すことがあります。
クリーニング
- 床面のゴミ、汚れをほうき、掃除機で取り除きます。
- 専用クリーナー20倍にうすめて、汚れた箇所だけに雑巾やモップなどで塗布します。クリーナーは局部的に使って下さい。
- クリーナが汚れに浸透するまで(約5分間)放置します。
- 乾燥したきれいな雑巾かモップですぐに全体を拭き取ります。
- 床面を充分に乾燥させ、この後ワックスをかけます。

大阪府枚方市にあるエコライフファクトリー(リフォームショールーム)では、みなさまのご来場をお待ちしております。
(午前10時~午後7時、水曜定休)
家具・キッチン・ドアまで丁寧に設計し、自然素材を多用して、材質・構造・デザインまでこだわったショールームです。既製品はほとんどありません。実際に見て、触れてみてください。
株式会社 エフ・シキシマ
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